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2015-10-18

2015年10月18日

熟練者と一緒に里山へ自然薯掘りに行きました.


まず木に絡みついている自然薯の葉を探します.葉の形,茎への付き方,回転方向で特定できます.


良さそうな葉を見つけたら茎を地面までたどって掘ります.葉の様子から大きな芋かどうかを見極めるそうです.葉が枯れて黄色くなる頃に芋の身が締まって美味しくなります.この穴は熟練者が掘ったものです.


これは生まれて初めて自然薯を自分で掘った穴.底に見える白い点は誤って切ってしまった芋の断面です.穴は胸ほどの深さがあります.芋は下に伸びて固い地盤にあたるとそれを避けるようにねじれて進むので掘るのが大変です.熟練者は道具一つで深い縦穴の底から横に伸びる穴や岩盤も掘り進みます.深い穴から道具にうまく土を載せて出すので,手は全く土に触れずに汚れません.しかし初心者は深い穴から手で土を掻き出すので泥だらけになります.


地表付近のイモは土に埋めたままに残してぶら下がった状態で掘ります.上も掘り出してしまうと折れてしまいます.芋の側面の土を削るのですが,芋から生えているひげを見ながら土の中の芋の方向を見極めて掘ります.見誤ると芋を傷つけてしまいます.この穴からは芋を四本掘りだしましたがどれも傷つけてしまいました.


これはすっかり萎れた去年の芋.前年の芋を養分にして次の年に地上部分が育ちます.


二つ目の穴から取り出した芋.1.5mほどあります.地表付近から1mほどは細くて,そこから先太くなります.これは最大直径あたりまで頑張って掘ったのですがそこで誤って折ってしまいました.固い土の部分でねじれていたのですがそれに気が付かず道具を土に刺してしまいました.折れた部分より下は熟練者が掘り出してくれました..


掘った芋は折れないように笹の茎と一緒に芋の茎で束ねます.芋の茎は柔らかくて切れにくいため紐のように使えます.


ムカゴ.この日はとりませんでしたが大量にあります.傘を逆向きに構えてゆすって落ちてきたものをとるとのことです.


駅方面に行きました.ガスエビを焼いたもの.生でもおいしいですが焼くと甘みが増します.


海鮮丼.


和菓子を買いました.みかん大福.


採ったばかりの自然薯を焼いて能登の塩で食べました.