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2015-2-28

2015年2月28日

茶色の四足を取りに行きました.今シーズン最終日です.


10cmほどの積雪です.ハンコ(足跡)が取れるのでベストコンディションです.


ここで勢子が追い出すのを待っていました.見通しが良いので広い範囲を監視できるのですが,明るいところを避けて逃げるので出てくる可能性は低いとのことです.


スギバ(杉林)のなかの足跡のある場所です.ここを通る可能性はあるけど,この一点しか監視できません.どこで待つかはかけだそうです.このようなところで待つ場合は,木の陰で微動だにせず待って十分ひきつけます.少しでも動けば気づかれるそうです.結局100メートルほど離れた場所を抜けていきました.まったく気づきませんでした.


場所を変えて,この林道の見切り(足跡からいる場所を特定すること)を任されました.いくつかの道を見切って場所を限定します.途中ヤマドリを一羽見ました.ほろうちも何回か聞きました.ここでは前回も目撃したので生息数が多いようです.来シーズンは四足の前にここに入ってヤマドリを取りましょう.鳥の中では別格のおいしさなので,ぜひまた取りたいです.


途中にあったはんこです.ガベ(カモシカ)と見分ける必要があります.これは多分茶色の四足で林道を横切っています.


この沢を渡っています.奥から手前に渡った群れと判断しました.蹄の形と,雪に足を入れるときの角度で方向を推定します.しかし後で熟練者が見ると群れではなくオスの一匹ものでした.ガベの足跡と重なっているので間違ってしまいました.一カ所だけではなくその前後も見て判断する必要があるそうです.


この泥のがけを登って行っています.痕跡を探しながらぼうて(追って)いきました.とても登りにくい崖でしたが熟練者は早かったです.


エサをしています.もはや破壊行為なので,適正数以上いるとダメージはかなり大きそうです.


たけば(竹林)の中の足跡を追いました.土の中の竹の子を掘り起こして食べていました.匂いでわかるようです.商品のために手入れをして柵で囲った竹林でした.生産者は大変です.結局足跡は最初のオスのものにつながって,探索範囲外に抜けていました.


獲物と間違われないようにリボンをつけています.この日で終了ですが,さっそく熟練者は夏に山奥へイワナ釣りに行く計画を立てていました.何としても一緒に行きます.また,施錠されたゲートで出入りが制限されたパラダイスであることは確実な川筋があるのですが,そこへ連れて行ってもらえることになりました.楽しみです.グループ内にかんじきを手作りをしている人がいて話を聞きました.歩きやすく反らせて,後ろを締めないのがコツだそうです.材料のクロモジの木は,黄色い花が咲くことと,折った枝からよい香りがするので見分けがつくと教えてもらいました.来シーズンに向けてぜひ手作りしましょう.