トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF ログイン

2016-2-9

2016年2月9日

ジビエ.


先日とったアオクビ(マガモのオス)の羽をむしりました.写真のような筆毛(生えてくる直前の丸まった毛)がありました.鴨の換羽の時期は知りませんが,2月頃のカモの中には皮の中に筆毛がびっしりと生えている個体がいます.ピンセットで一本ずつ取るのですが大変です.


毛ばり用の羽をとりました.一生分あります.


羽を手でむしった後バーナーで羽毛を焼いて胴体から肉をはがして手羽とモモの骨を抜きます.1羽あたり全部で1時間かかりますがプロのシェフに聞くと10分程度と言っていました.2羽が肉になりました.ジビエは捕るのも大変ですがその後の処理も大変です.


砂肝と心臓を焼きました.味が濃くて絶品.ニワトリとは別物です.


鴨はすき焼きに限るとのジビエ寿司屋のアドバイスに従います.翌日の鴨すき用に一羽をスライスしました.もう一羽は冷凍保存します.


名人のアドバイスに従いあばら骨と肉をフードプロセッサーにかけてつくねにします.骨から出汁が出てものすごくおいしいそうです.鴨すきには天然舞茸も入れます.鴨肉は販売しているようですが,大体がマガモを品種改良して家禽化したアヒルか,アヒルとマガモを交配した合鴨の肉です.ジビエブームで天然のカモはかなり手に入りづらくなっているようです.