2016年5月8日
熟練者二人と計三人で奥山に遊びに行きました.
まず山菜をとります.【左から1番目】この斜面は宝庫です.【左から2番目】ウド.市販のウドはほとんどが栽培もので土をかけたり光を当てないようにして白くて育てます.天然のものは根元から緑.枯草の下や猪が泥をかけた跡,雪の下から生えてきたものは白い部分が多くなります.大きく育ったものは新芽の部分だけをとればおいしく食べられます.【左から3番目】ここのワラビは太くて長いです.ワラビやゼンマイはどこのものが良い(=太い)かが話のネタになります.【左から4番目】ぬまよもぎです.里のよもぎとは違い,葉の裏は白いですが毛がありません.この程度の大きな若葉をとります.おそらく里の一般的なヨモギと別種で,とてもおいしいです.アマドコロとネマガリダケもとりました.ほかにも山菜はいくつかあったのですが収拾がつかなくなるので控えました.しかし熟練者と行くといろいろ教えてくれるのでうれしい限りです.
【左から1番目】やってきた方角の風景.山また山です.後ろはもっと奥山です.【左から2番目】山菜取りの後は小さな沢に釣りに入りました.フライフィッシングの竿を振るのは難しくほとんど竿を出せませんでした.しかしここでフライフィッシングをしたのは初でしょう.【左から3番目】カタハ(ウワバミソウ)の群生.先日おいしい食べ方を習ったのですが釣りの最中なのでとらず.【左から4番目】ここで引き返しました.毛ばりで0匹,餌釣りの熟練者が10匹.
【左から1番目】この日採った山菜.抑え気味です.【左から2番目】アマドコロが天ぷらにしておいしい山菜のトップです.機会があればぜひ.しかしよく似た毒草があります.去年たくさん採って熟練者に検品してもらったところ半分以上はじかれました.今のところの習得したチェック項目は,たたずまいがそれらしい,群生していない,切り口が甘い,です.花の付き方も違うので,若葉を取り去って花の付き方を見てもわかります.書籍や公開情報も調べましたが載っていない項目です.やはりノウハウは熟練者から習うしかないようです.絶対に自信のあるものしかとらないことをお勧めします.【左から3番目】山菜の天ぷら.【左から4番目】天然イワナの塩焼き.養殖や放流されたものは食べたことがありませんが,天然ものとは明らかに味が違うそうです.養殖物でも水の良さで味に差が出るとのことです.昔は町の近くの川でも天然ものがたくさんいて,何十匹も釣って生きたまま町中まで運んでくるプロがいたそうです.資源保護と食べる楽しみのバランスは試行錯誤中です.放流ものでない本当の天然イワナを食べられる店は知っている限り1,2軒でほとんどありません.機会があればぜひ.