2025年1月5日-1月10日
久しぶりに海外開催の国際学会に出かけてきました.
先日,8年ぶりのAIAA SciTech Forumにて発表をさせていただきました.
クレカの為替レートが160円/USDで,食事が怖かったです.
会場には講演を聴く部屋と,企業や大学が展示するブースがあります.
会場を歩くだけでも,好奇心が湧きます.
AIAA Scitech Forum 2025 その1
羽田とヒューストン間の飛行機はANAさんでした.
安全ビデオはポケモン仕様で,到着時も大量の画面からピカチュウがお見送りです.
なお,到着時に葉加瀬太郎さんの曲が流れませんでした...
最近のマップには簡易HUD画面がついています.
気分だけ操縦席です.あくまで簡易なので,時々怪しい挙動をします.
巡航時に対気速度と高度が感覚でわかるので面白いです.
個人的には学会と同じぐらい乗るのが楽しみ.
帰国便と行きの便の機内風景
今回の渡米では,私費で教科書を買うつもりで学会に行きました.
荷物が重くなりますが仲介業者が入らず,学会割引も効いて安く手に入ります.
教科書のブースをふらついていると,ブースの女性が「どの在庫がほしいの?」
と聞いてきました.レイマーの航空機設計がほしいというと,
「あっちでこのあと講演やるから行ったら?」と言われました.
10分後にレイマーが現れ,講演とサイン会をしていきました.
商売上手な人です.サイン入り教科書を手に入れ満足しました.
ダニエル・レイマー氏の登場
会場にはタイタンを探査するDragonFlyの模型がありました.
実物は7tもある,原子力電池で動く怪物のような無人航空機です.
また,狙っていたケネディ宇宙センターからの,ロケット打ち上げを会場から見られました.
といっても,100km近く離れているので賭けでした.
期間中に,スペースXが3回打ち上げていて,
1回目は曇り,2回目は自分の発表セッションと同じ時間帯,3回目が最終日という具合でした.
ホテルのテラスからなんとか見えました.音がしないので,変な軌道で飛ぶ飛行機みたいです.
会場に戻る途中,タバコを吸っていた学会参加のおじさんから「何見てたの?あの雲は何かね?」と聞かれたので,
スペースXのロケットだと教えてあげました.
「なるほどね.変な飛行機雲だと思ったよ.こいつはcoolだ.」
Dragonfly模型と遠くに見えるロケット
ヒューストンからオーランドに飛ぶ際に,B757に乗りました.
米国の国内線ではおなじみの機体です.
なお,トイレ故障で出発が遅れ,さらに離陸前にシステムエラーで1度ターミナルに引き返し,
出発が2時間ほど遅れました.
機内は暗く,荷物棚の下からは恐ろしく冷たそうな霧が出ていました...
落ちないか少し怖かったです.
おまけ: B757のいかした冷房米国仕様
旅の楽しいお話ばかりしましたが,最新の学術情報に触れられて,
学びがありました.
学生のみなさんも,ぜひ国際学会に挑戦してください.
不安かもしれませんが,学会参加者は航空宇宙工学に真面目な人たちで熱意に温かく応えてくれます.
大塚
別館はこちら