金沢大学 理工学域 フロンティア工学類/大学院 自然科学研究科 フロンティア工学専攻 航空宇宙システム研究室
News
2024.10.21 論文が公開されました
本研究室の大塚助教が投稿した論文が,受理されました.
Hikaru Otsuka, Hiromi Ueno, Renta Oishi, Naoki Hayashi, Ryoma Nakayama, and Hiroshi Tokutake
"Single-Use Aircraft Launch System with Small Helium Balloon for 1 kPa Flight Testing"
Journal of Robotics and Mechatronics, Vol.36, No. 5, 2024, pp. 1167-1178.
https://doi.org/10.20965/jrm.2024.p1167
2024.9.30 Youtube動画チャンネルを開設しました.
興味のある方は,閲覧ください.
https://www.youtube.com/@AerospaceSystemLab_KU
2024.4.1 M2の原さんが欧州海外研修に派遣されました.
本研究室学生の原さんが日欧産業協力センターが行っているヴルカヌス・イン・ヨーロッパ事業に採択されました.
1年間イタリアで企業研修に参加します.ご活躍を祈っています.
https://www.eu-japan.eu/ja/VIE-outline
2024.2.14 受賞しました
本研究室が参画している火星飛行機グループが日本機械学会 宇宙工学部門 スペースフロンティア賞を受賞しました.
- 表彰者:大気球を利用した火星飛行機の高高度飛行試験MABE-2実施チーム
- 表彰理由:大気球を利用した火星飛行機の高高度飛行試験MABE-2
- 記念講演:https://www.jsme.or.jp/event/24-25/
博士課程後期学生の募集
広く博士課程後期の学生を募集します.ドローン,eVTOL機の制御,機体開発,流体評価に興味のある方は,ぜひご応募下さい.
詳細案内|Notice_Doctoral_Course.pdf(206)
日々の出来事
研究のルール
開講のお知らせ
飛行機の設計
飛行機の設計をしたくないですか?
有人機だと開発にかかわるチャンスは少ないですし,限られた分野しか任せてもらえません.けど,無人機では自分でコンセプトを決めて,設計,製作,飛行までできます.
まずコンセプトを決めて,機体のデッサンをします.研究室で作る無人機は当然研究目的です.新しい制御システムを実証したい,科学探査や実用化のために新しい形状の飛行機を作って実証したいなどの目的に適したコンセプトを決めます.あとは電卓片手に簡単な性能計算をしながら,機体の概形や推進器の位置,アビオ機器の配置,製作方法などを考えてひたすらデッサンします.大学の生協で売っている5mm方眼の実験ノートがおすすめです.
設計が大体固まったら実験室にある部材を使って試作機を作ります.マニュアル操縦で飛行させたり,高いところから投げて滑空させたりして,デザインが妥当か検証します.
諸元をきっちり確定させたら風洞模型を作って風洞試験します.そして機体ダイナミクスを定式化し,制御系を設計して,コンピュータを使った運動のシミュレーションをします.
制御基板を作ってプログラムを実装します.そして最後は飛行試験です.
この研究室に来ると,飛行機を設計して実際に飛ばす経験ができます.もちろん研究も.一緒に飛行機を設計して飛ばしましょう!
募集
以下のテーマで新4年生,新M1,その他の人を募集しています
航空宇宙システム研究室の紹介
- 概要
航空宇宙システム研究室は,金沢大学のフロンティア工学類の中で,航空・宇宙のシステム関連の教育と研究を行っています.特に宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携した次世代宇宙輸送機の小型実験機の開発や火星飛行機の基礎研究,数センチメートル〜1メートル程度の飛行物体のダイナミクス解析と制御などに取り組んでいます.
- 航空宇宙を志す方へ
- 配属,入学方法の詳細
- 受験生の皆様へ
- 航空宇宙システム研究室で身に付くもの
- 自分の研究テーマに関する専門知識
- 航空機,宇宙機のダイナミクスについての基礎知識
- 古典制御理論から現代制御理論までの基礎知識
- 飛行制御,ビークル制御についての基礎知識
- 無人航空機の開発技術,ものづくりの技術(機体製作や電子工作など)
- 飛行実験技術
- 研究室での生活
- 研究室に配属された学生は1か月をかけて航空機のダイナミクスと制御についての課題を行います.それとともに航空機力学や制御に関する教科書を読み基礎的な力をつけます.
- 無人航空機の製作やマイコンなどに関する実習を行います.半年をかけて,機体設計,ダイナミクスのモデル化,簡単な制御系の設計と実装,飛行試験までを目指します.
- 毎週1回全員が参加するゼミを行います.
- 毎週1回研究グループごとのゼミを行います.
- 学会発表を奨励しています.ほかにも学外の研究者や企業の方と触れ合う機会を設けて幅広い視野を育てます.
- 不定期に屋外でのアクティビティやラジコン飛行機の飛行会を開催します.
- 立地
角間の里山の中にキャンパスはあります.建物は新しくとても居心地がよいです.周りには自然がたくさんありますが,兼六園,ひがし茶屋街などの観光地まで自転車で行ける程の距離です(大学周辺のガイド).
- 研究室見学について
メンバー 2024年度
教員
- 教授 得竹 浩(TOKUTAKE, Hiroshi) →詳しく...
- E-mail : tokutake
- 助教 大塚 光(OTSUKA, Hikaru)
- 研究者紹介(金沢大)...
- Research Map...
- E-mail : h-otsuka
後に@se.kanazawa-u.ac.jpを付け加えてください.
M2
- 大石 廉汰
- 研究テーマ :昆虫のダイナミクス
- 栗田 悠理
- 研究テーマ :火星飛行機
- 原 大生
- 研究テーマ :マルチロータ機の地面効果
M1
- 赤羽 峻瑛
- 研究テーマ :マルチロータ機の地面効果
- 中山 遼馬
- 研究テーマ :火星飛行機
- 吉本 遥人
- 研究テーマ :低レイノルズ数ロータ
B4
- 浅井 翔太
- 研究テーマ :ヒューマンオペレータ
- 小林 雪貴
- 研究テーマ :マルチロータ機の地面効果
- 小松 泰我
- 研究テーマ :昆虫のダイナミクス
- 佐々木 悠斗
- 研究テーマ :低レイノルズ数ロータ
- 柳澤 拓登
- 研究テーマ :火星飛行機
修了生
研究紹介
- ロケットプレーン実験機:JAXAとの共同研究でロケットプレーン実験機のテストヘッド用無人機の開発と,誘導制御技術の研究をしています.→JAXAのページへ
- その他テーマ一覧:今までに取り組んできたテーマです.現在継続しているものもあります.研究紹介のページは現在整理中です.→詳しく...
無人航空機の作り方
無人航空機の開発手法について紹介します.このページはまだ全部は完成していませんが,無人機の開発や航空機のダイナミクスに興味のある方には参考になるかもしれません.
詳しく...
ギャラリー
アクセス
金沢の紹介
歩いてまわる金沢の紹介です.